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ふと感じたことの書き殴り


2004/11/01 (月)

土曜日から歩くと足首が痛くなることがある。通風?!!?!?!?。

衣笠。 ミルの個性の擁護と山上の垂訓。わりと調子よい。 倫理学史の授業では自分のほんとうの関心を発見しつつある。


2004/11/02 (火)

授業2個。

日曜の体調不良は、どうも土曜日に皆で食ったもののせいではないかという推測。 その場にいた人びとが皆日曜日に寝こんでいた。もう二度と行かない。


2004/11/03 (水)

午後遅くに起きる。床屋。上の方を長くされてなんだかアニキというか、 ロカビリーロックンロラー。皮ジャン入手するかな。

夜研究室。

足首の痛みは薄れる。なんだったんだろうか。

とにかく早寝。年寄の健康を維持するには寝るしかない。


2004/11/04 (木)

1コマ目のため早起き。ブッシュ再選らしい。それにしても 選挙ひとつまともにできない国が民主主義を輸出するとは。

通風肝臓その他が気になるので採血。保健室の人びとと久しぶりに顏をあわ せたので、口々に「なんか感じが変わりましたね・・」「顏がふっくら・・」 「いやいやお腹が・・・・」やばい。

どうも携帯を紛失したらしい。使ってなかったし。家か研究室にあると 思うのだが、探すのも面倒。(普段は消音しているので返事がないし、 そろそろ電池も切れたであろう。)ま、いらんな。

一般人の間では2ちゃんねるはまだ「恐いところ」ということになっているらしい。


2004/11/05 (金)

昼まで寝ている。大学に来るとやけに静かで、どうも学園祭休講らしい。


2004/11/06 (土)

二日酔いで某練習。某ステージ。時間が足りなくなって完全燃焼せず。


2004/11/07 (日)

午後まで寝て、ちょっと研究室。よい天気で学園祭も順調のようだ。


2004/11/08 (月)

寝坊しそうになりつつ衣笠。 パトリック・デブリン卿とアウグスチヌスについてけっこう熱く語る。なんかうそくさい教師になってきたなあ。

京大生協へ。 Powerbook G4 のメモリ注文。高い。


2004/11/09 (火)

昼起きてすぐ大学。学園祭の片づけで休講だが仕事がある。まじめにやると なかなか終わらない。

あわてて別の書類書いたり。

久しぶりに『現代思想』とか読んで、 やっぱりうんざり。 いったいなんなんだ。この雑誌は学術的な価値はないんだな。 (商業誌だから当然なのかな) しかしもうこういう話をまじめに論じたりする気にもなれんし。

おそらく日本のこういう業界の問題は、 アカデミックな方がちゃんとしたものを残したり だいたいのコンセンサスに到達していないことにあるんだろうと思う。 というかアカデミックな側にそれほどの人数がいないということなのか。

それにしても、やっぱり生産性低いってのはだめだなあ。 けっきょくハデで生産能力が高い方が勝つのはあたりまえだもんな。 だめだめ。 アカデミズムや大学研究者の責任とかそういうことか考えたりはしない。 (もう研究者じゃないかも。学会にも顏出さなかったし。)


2004/11/10 (水)

朝から。委員会。

實川幹郎『思想史のなかの臨床心理学』。目新しい情報や解釈が山盛りで おもしろい。おもしろすぎる。

教授会。そしてまた委員会。パズル。 教務関係の仕事は細かくて面倒なのが多い。


2004/11/11 (木)

朝一の授業。前日早く寝たのに遅刻しそうになる。

血液検査の結果が。中性脂肪が たいへんなことになっている。医者からは「もう脂肪肝でしょ」と宣告され、 「血管つまって指先落ちますよ」と脅かされる。 明日から本当に禁酒しなければならない。ほんとうは今日からなのだが・・・

委員会。


2004/11/12 (金)

昼に起きて大学。卒論相談。〆切まであと2ヶ月。

ウェブを見て歩くと、どうも私の中性脂肪はシャレにならん値のようだ。一 見健康そうに見えるが、いつ急性膵炎がはじまって命を落としてもおかしくな い、そういう殺伐とした状態らしい。 そういうメメントモリな状態は哲学関係者にはふさわしいような 気もするのだが、 39歳の目標は クリーンな体をめざすということに決まった。 家で酒を飲むのは厳禁。おつきあいも控えましょう。 タバコもやめましょう。水泳教室に再び通うことも検討すること。

酒を飲まないと本が読める(酒を飲まないと掲示板などを読む気にはなれない)。 久しぶりにモンテーニュに目を通したり。 倫理思想史という授業で、いろんな本の一部を読ませたりして 楽しくやっている。(この前はアウグスチヌスの『告白』の一部を読んだ)。

わたしは・・・39歳を越してちょうど二週間にしかならないわけで、 わたしには少なくともまだそれくらいの年数が一生を終えるまでに必要だ。 しかし、それほど先のことを考えて心を煩わせるのはばかげたことだろう・・・ (「哲学すること、それはどのように死ぬかを知ることだ」)

とか。あら、モンテーニュ君、ちょうど同じ歳だね。 ところでモンテーニュは 中公のやつは悪文なんじゃないだろうか。抄訳だし。 岩波文庫のはいい。原文を読めたらいいのだが。

まったく、本がわたしのそばにあって、わたしの好きなときにわたしに楽しみ を与えてくれるということを考えてみるとき、また、本がわたしの人生にどれ だけ助けを貸してきうれるかを思いみるとき、わたしがどれほど気持ちが休ま り、落ち着きを感じるか、口では言えないほどだ。これこそ、この人生の旅路 でわたしが見つけ出すことのできたもっともよい備品なのだ。それで、わたし は、もののわかった人々でも、これを欠いている場合は、ひどく同情する。こ の楽しみがわたしからなくなるようなことはけっして起こらないから、かえっ てわたしは、ほかのあらゆる種類の楽しみを、それがどのように軽いものであっ ても、すすんで受け入れるのだ。(「三つの交際について」)

2004/11/13 (土)

寒い朝。ユリカモメが到着していることを知る。もう冬。 広島で学会だったがパス。仕事しに研究室へ。

授業かなんかの関係で学生がアンケートに答えてほしいという。いつもこういう答え方になるのは どうしてか。もうちょっとどうにかならんのか。

 以下の項目において、お答えいただける範囲で記入してください。
1、お名前(フリガナ)
江口聡(えぐち さとし)
2、趣味
音楽。
3、現在、興味のある本
いろいろ。
4、好きな言葉、座右の銘
いろいろあるような気がしますが思いだせません。
5、現在、一生懸命取り組んでいること
仕事とか音楽とか健康とかいろいろ。
6、歴史上の面白い人物・その理由
あんまり興味ありません。いろいろいるような気もしますが 思いだせません。
7、人生の転機はどのようなことでしたか?
いろいろあったような気がします。

 先生の御意見をお聞きかせください。

◆当学部で学ぶべきこととはどのようなことだとお考えですか?
教養。懐疑。不信。つっこみ。ユーモア。アイロニー。
◆学生にぜひ挑戦してもらいたいと思うことはどのようなことですか?
各自自分が挑戦してみたいと思ったこと。楽器の演奏。
◆大学以外で学生が学ぶことができる場所とはどのようなところだとお考えですか?
なにを学ぶのかによりますが、いつでもどこでもなにかを学べるものだと思います。 特に図書館、本屋、飲み屋、喫茶店、バイト先。
◆「怖い」「恥ずかしい」などの理由で、先生のところへ質問をしに行けない学生が、少なからずいます。彼女たちにアドバイスがございましたら、是非お書きください。
実際に恐しい教員もいるかもしれませんから「怖い」はしょうがないでしょう。正当な恐れかもしれません。 「恥ずかしい」のはだいたい単なる見栄の場合が多いようです。 どちらにしても質問する意欲がそれを上まわらなければ なりませんね。ところで高い授業料を払っているのですから、 消費者として当然のサービスを要求するのだという 強気な態度を持つことも重要かもしれません。

質問は以上です。ご協力ありがとうございました。


2004/11/14 (日)

早くに寝たのに寝坊しそうになる。

キェルケゴール協会大会なのだが業務。

どうもアルコールには身体的にも依存しているのか、 頭に霞がかかったり目がしょぼしょぼしたり。禁煙3日目〜1週間あたりと まったく同じ症状。コーヒーやお茶を飲まないときも同じ症状が出るんだよな。 アルコールというよりホップ中毒?アルカロイド依存? つまり私は合法の植物性薬物にいろいろはまっているということなのか。 おそらくアヘンやマリファナとかコカインとかにもハマるんだろうな。 どうせ同じ症状が出るならここでタバコもやめるべきなんだろう。

そういや昨日バーンスタインの伝記を読んだのだが、 ウィスキーがぶ飲み、タバコスパスパ、男女なんでもおかまいなく、 指揮に作曲、著作にテレビにと精力的な人間というのはいるものだ。 まあああいうタイプの人間(特にアメリカ人)に特有の見栄のようなものも あるんだろうけど、40前にしてしょぼしょぼの人間には想像もつかんな。 ああいうのがミルの言う人類の発展に寄与する精力的な人ってやつなのか。

ピーター・シンガーだったら自衛隊の派遣にどういう立場を取るだろうかと考えたり。 意外に日本も治安活動に参加するべきだと言うんじゃないだろうか。だれか聞いてきてください。


2004/11/15 (月)

うまく寝つけず死にそうだがなんとか起きる。 衣笠。

あれだ。健康とか考えていると、マジンガーZに乗っている気分になる。 もっとも、身体に関しては昔からそういう感覚はあるんだよな。 どうも子どものころから体育とか 不如意な感じで、なんか乗ってるというか、なかに入っているというか。 女性が化粧したりするとき、自分に塗りたくっているという感じなんだろうか、 それとも人形に塗っている感じなんだろうか。 長く乗ってきたマジンガーも古くなってきてメンテが必要だ。 がんばれ俺のマジンガ〜ゴ〜ゴ〜マジンガー。


2004/11/16 (火)

遅刻しそうになりながら授業2個。

夜、大学コンソーシアムのリレー授業。 社会人の人は勉学意欲があるなあ。


2004/11/17 (水)

なんとか起きる。

卒論相談。委員会。ゼミ。会議。

プライドっていうか誇りっていうか、一貫性というかインテグリティというか、 そういうものは重要だなあ。

勉強したらどういう形であれアウトプットを出すこと。


2004/11/18 (木)

なんとか起きる。朝一。猛烈に眠くて授業終了後イスで寝てしまう。

某お客さん。某サークルの面倒見。女子大生ってのも成長するものだなあ。

少しだけ飲む。おどろいたことにビールがうまくない。死ぬのか。ふたたび1週間の禁酒を誓う。


2004/11/19 (金)

12時間近く寝る。

卒論相談3件。

iPodはついにバッテリーが死につつある。 ちょうど2年ぐらい前に入手したものだから 寿命か。新品(20GB)を発注する。

来年の3回生ゼミは7人ということになったようだ。 ちょっと多すぎるな。ただし春先に 減る可能性もある。

勉強しなきゃ。仕事しなきゃ。夜まで研究室。

医者から誘われ、生活指導を受けつつ軽く飲み。 「自覚症状出たときはもう手遅れだよ」「うん、もうわれわれもちゃんとした中年だね。」

夜中にBSでクラシック番組見ながら。CDだのテレビだのってのはすばらしい発明だと思う。 人類史上われわれほどこういう芸術作品を楽しめた人々ってのはいなかったろう。 おそらく22世紀ぐらいの人々は地球とかぐしゃぐしゃになってこれほど楽しくは生きられないだろう。 21世紀初頭に先進国に生まれた人間は不正なほど幸福だ。 (もちろん個々の人間の生がどのていど充実しているかは別。その味わい方が浅薄になってるかもしれないが。) とかつらつら考えつつビールに手が伸びてしまう。いかん。


2004/11/20 (土)

ここしばらくラーメン食いたいという欲求を感じなかったのだが、 起きてジョギングしたら猛烈にラーメン食いたい。 飲んでしまった次の日はラーメン食いたくなるらしい。なるほど、 いままでこれが常態になっていたわけか。自分のマジンガーなのに知らないことはまだまだ多い。 未知の暗黒大陸がひろがっている感じ。マジンガーってよりエヴァンゲリオン?

リーヴァイスでデニムのコートを買う。2万円。いままで親や友人のおさが りばかり着てたから、コートを買うのは生まれて初めてじゃないだろうか。この冬は ジージャン、ジーパン、コートと上から下までリーヴァイス男。アメリカが嫌いだ という嘘がばれてしまう。

ついでに道端でナップザックを買う。 今のは3、4年つかってボロボロで中身が出ていた。1500円。

大学へ。いまごろストラヴィンスキーは本物の天才だと気づいた。 (ちょっと前に四手ピアノの『祭典』その他を聞いて気づいた。) 変な比較だが、バルトークやシェーンベルクより上だったんではないか。 伝記4、5冊目を通すが、 若いときの写真がすでに天才。プロコフィエフも天才な顏してんだよな。


2004/11/21 (日)

昼起きる。午後大学。コートはコットンなのであんまり温かくない。 重くて肩こりの原因になりそうでもある。失敗した?

CVSリポジトリを整理。古いファイルをいつまでも持ってるのは 馬鹿らしい。日記以外どんどん捨てていい、とは思うものの。

日が暮れるのが早すぎる。冬はいやだ。

授業準備でパスカル。ちまちま読んでいると快を感じる。 私がこんなことしても学問としてはなんの意味もなく、 教育としても少しでも意義があるのかどうか。 しかし楽しいことは楽しい。優雅な趣味としての哲学。

ふと調べてみると、講談社のベトベン全集はちゃんと10巻まであるのだった。 図書館では4巻までしかないので、それで完結か未刊行だと思っていた。 5巻(ビヨリンソナタ)と10巻(歴史的名演集)が聞いてみたいので 図書館におねだりしておく。こういう全集ものはちゃんと揃えておかないとね。 図書館の充実は大学教員の義務。

む、小学館からはモツァルト全集CD190枚ってのが出ていたのか。 すごいな。欲しい。しかし在庫がなさそうだ。来年入れてもらおう。 っていうかこういうのは音楽系の先生が責任もって入れてくれないと :-)


2004/11/22 (月)

衣笠。 図書館で本を読んでみると、ヒソヒソおしゃべりしている 馬鹿カップル。顏もやはり馬鹿だ。神聖な図書館を汚すやつは許さん、と怒鳴りたおしたくなったが 自分の縄張りではないので我慢する(縄張り意識が強すぎる?)。とにかく死ね死ね死ね。図書館は孤独な人間のための場所だ。

Live AIDのDVDとか見ながら。 驚いたね、みんな、今の私と同じくらいの歳だよ。 自分が不惑に近づきつつあることを感じたり。


2004/11/23 (火)

前夜は食いすぎか飲みすぎか、寝つけず。

休日。午後遅くまで寝ている。明日の朝一のオムニバス授業に備えて夜研究室。

夜電車に乗ると、皆アルコールを分解しそこねている悪臭を放っている。 いつも自分自身が飲んでいるから気づかなかったのね。

着るコートがないと思いこんでいたのだが、レザーのやつ持ってたのね。 自分がどんな服を持っているかわからないってのもアレだ。

クラシック曲の形式と耳のよさについて考える。音感とかは別として、音楽 の形式の把握にも個人差はあるんだろうかとか。あるんだろうなあ。ポピュラーソ ングによくあるAABA形式とかは私でもすぐに把握できるわけだが、ソナタとか ロンドとかフーガとかは正直あやしい。モツアルトやハイドンならともかく、 ベトベンのソナタぐらいでもどこが主題部でどう展開してどこから再現部かっ てことをちゃんと把握できてるかと言われればあんまりよくわかっていないか もしれない。ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスとか動機のようなものしか覚えられないし、マーラーあたりになると形式感がさっぱりなくて困ってしまう。

しかしある種の人ははじめて聞いた曲でもある程度構成を理解できるんじゃな いかという気もする。私はインヴェンション程度でも頭では暗譜できないのだ が(指が自動的に動くってのはあるが、なんか違うような気がする)、そうい う能力とも関係あるような気がする。ちゃんと構造を把握していないから暗譜 もできないのではないか。単純な歌物を暗譜というかコード進行を把握する (いちおうできる)ときには、指で覚えるというよりは度数というかコードの 機能というかそういうので覚えているようだし。てなことを考えていると、も しかしたらひとは同じ音楽をまったく違うように聞いている可能性があるよな。 バルトークやウェーベルンのような音楽の構造を直接聞きとれる人間というの はいるのだろうか? 彼ら本人はどう聞いてたんだろう。バッハやベトベンやブ ラムスは音楽をどう聞いてたんだろう。違いがあるんだろうか。意識にのぼら ないけど認識してる(?)とかってことがあるんだろうか。とかって話はなに を読めばいいんだろうか。

なんか頭痛。後頭部から首の裏にかけてズキズキ。頭痛持ちではないのだが。

あちこち静電気でバチバチいうようになった。冬だなあ。

最近webでよく見かける「ASIN」という記号がAmazon特有のものであることを 知る。ほう、なかなかやるな。

「准教授」の件はめくらましで、助手の扱いを変えるのが 本当の目的なのだろう、と邪推をするような人間になってしまった。


2004/11/24 (水)

朝一のオムニバス授業。猛烈に調子悪い。

ゼミ。

教授会。


2004/11/25 (木)

なんとか起きる。朝一。

そういや、blogで有名な平川助教授と研究室は10メートルぐらいの距離ででサーバーでも隣りなのに、 はてなアンテナの「MAP」には出てこない(つまり私のコレと彼のblogの両方を アンテナに登録しているひとがいないか、アンテナ経由で同時に読んでいるひとがいない?)ってのはおもしろいことだよな。まあ読者層が まったく違うんだろう。当然か。

しばらく前にblogな人と旧来のHTMLな人の違いはなにか、という問いに 対してメールもらったりしたのだが、 その違いは、「読者」をどの程度意識しているか、双方向コミュニケーションしようとしているか、 日記にどの程度の手間をかけるか、 そういうところにありそうな気がする。そういや 津田日記サイトや日記エンジンとか最初はそういう感じだったな。 もう私は誰かになにかを伝えて反応を得ることは放棄しているかもしれない。

シェーンベルクの「三つの風刺」の序文を読んで風刺や皮肉について考える。「からかうことがどんなにたやすいことかは知っている。もっと重大な問題をもっと軽くあしらうこともできただろう。わたしの言い訳は、少なくとも、いつものようにできるかぎり自分自身をここで表現した、ということである。」

上のは、ルネ・レイボヴィッツの『シェーンベルク』のなかで読んだ。 シェーンベルクは一昨日私が考えていたような問題を考えていたわけだな。 いや逆か。シェーンベルクがいたから私がそういうことを考えたりしているわけで。 シェーンベルクが(彼から見て頭悪いと思われる)マーラーを本当はどう見てたのか、 とか知りたいが、証拠はないだろうな。

学生がネットラジオして遊ぶ機材を貸す。学生たちはなかなか達者だ。

武満徹全集の第2巻を借り出す。図書館はいい。 ・・・おお、武満のもCCDBに登録されている。金あるやついるなあ。

図書館からオペラのDVDを5枚借り出す。帰宅して一寝してから「サロメ」か ら観る。1997年のコヴェントガーデンのドホナーニのやつ。サロメはキャサリ ン・マルフィターノ。立派な演奏と演出。ほぼ文句なし。しかし「七 つのベールの踊り」は顏にベールかぶせたダンサーにまかせた方がいいのでは ないか。


2004/11/26 (金)

昼起きて大学。眠い。

進路相談1件、卒論相談2件。

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iPod 20GBが届く。コネクタの形状が変ってたり、リモコンがついてなかっ たりでムキー。どっちも形状を変更する理由はなかっただろうに。腹た つ。・・・あ、なるほど、USB2に対応するためか。

バレンボイム/バイロイト/マイアー/コロの「トリスタンとイゾルデ」DVD。 演奏は立派だが眠い演出と演技。どうせ事件も動きも演技もないのだから、こ の曲はスコアか対訳台本読みながらCD聞いた方が楽しめるということがわかっ た。

武満徹先生全集第2巻。器楽曲集。非常によい。60年代から70年代にかけて だんだん自分に目覚めていくんだな。そういや直筆サイン色紙は実家ですでに 破棄されてしまったらしい。


2004/11/27 (土)

夕方まで寝ている。

ずっと郷里から送ってもらった玄米を食べているのだが、やはりカレーには 白米にしたいところ。ボーナスが出たら精米機を買おう。

夜研究室。LittleWing社 のピンボールMonster Fairはおもしろいなあ。以前に名作 Crystal Caliburnにはまったのだが、またハマりそうだ。 この会社、物理ピンボール作ったらゲームセンター行くけどなあ。 ちなみに6月の記載

ストラヴィンスキーオケ曲集をやっと聞き終わる。ハ長調交響曲とか三楽章の交響曲とかいい。


2004/11/28 (日)

朝帰って寝て夜また出てくる。鴨川は馬鹿な顏をしたユリカモメでいっぱい。

シェーンベルクの「ペレアス」と「オケ変奏曲」をブーレーズとカラヤンで 聞きくらべると、意外にもカラヤンの方がよく聞こえるのであった。

武満先生の全集(第2巻)、いいなあ。しかし 通して聞いてみるちょっとした違和感がある。シリアス すぎるというか、そういうフリをしているというか、そういうところがある ような気がするな。私にとってはちょっと意外なのだが、おもったりかなり聴 衆とか他人に対しての自分のイメージを意識した人だったんだな。作曲家なら あたりまえかもしれないけど意外に自発的でないというか。彼の書く文章と音楽で一組と いうか。なんというか。てなことを考えつつ付録の本(逆でCDが付録?)を読むと、 高橋悠二の「武満は楽壇の政治とかごちゃごちゃ言ってうっとうしいから 一時縁を切った」とかっていう意味の話を発見してうーん。 ところで琵琶の鶴田錦史という方は女性だったのね。 男性だと思いこんでいた。

どうでもいいことだが、 大学教員のまとも度の指標のひとつとして、 「学会・研究会に顏を出す」ってのがあるんだよなあ。 なんか面倒で。


2004/11/29 (月)

苦しむ。

ダウン。休講。体が冬仕様になってない。終日褥中。

レヴァイン/メトロポリタン/ジェシノーマン/キャスリーンバトルの『ナクソス島のアリアドネ』を見る。 よくできたオペラだ。すばらしい。

続いてレヴァイン/メトロ/の『カルメン』も観る。


2004/11/30 (火)

引き続き体調不良により休講。あとちょっとで冬休みなのに。毎年11月後半〜12月頭の間に 体調をくずしている。今期は休講なしでいけると思ったのだが。 延々寝て夕方起きだしてまた寝たり。

残していた『イゾルデ』の第3幕も観る。やはりひどい演出 だが、「愛の死」は名演。

シノーポリ/バイロイト/ヴァーサルの『タンホイザー』も観 る。よくできているがタンホイザーのルックスがどうもなあ。演出はまずまず。

「アリアドネ」は カラヤン/シュワルツコップ/ストライヒ/ゼーフィールド/フィルハーモニアのCDがあったので借りて聞く。 最高だ! 50年代のカラヤンてのは非常にすばらしい。


EGUCHI Satoshi