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ふと感じたことの書き殴り


2004/12/01 (水)

なんとか出てきてオムニバス授業。これを休んでしまうといろいろ面倒だからやむなし。

委員会。ゼミ。教授会。

カルロス・クライバーの『こうもり』DVDを見る。音楽、筋ともすばらしい。 なんか開眼した。これ見ずに「バラの騎士」見ても、十分のその価値を把握し たとは言えなかったかもしれないと反省。


2004/12/02 (木)

なんとか起きる。

朝一。寒くて寒くてお腹が空く。ご飯食べたら椅子の上で寝てしまう。

某後輩が来訪。大人になったねえ。卒論相談。某サークルの世話。


2004/12/03 (金)

昼まで寝ている。午後大学。卒論相談3件。

毛糸の帽子を発見して生活の質が少し上がる。

よく知らない人びと(バルトレッティ指揮、フィルハーモニア管)の『トス カ』DVDを見る。映画仕立てでもうひとつ。

レヴァイン/メト/の『トゥーランドット』も見る。うん、これはよくできて る。歌手はドミンゴ。ピンポンパンも文句なし。主役がやや弱いような気がし たが、この役は難しいよな。話の筋はどうにもこうにもバカらしいしポリティ カリーにコレクトじゃないと思うが、「謎は三つ、死は一つ」はかっこいい。 「誰も寝てはならん」も。


2004/12/04 (土)

雨。夕方まで寝て、夜研究室。寒い。

やっぱり体調悪いんだな。病と死への恐怖を忘れてつつあったことを反省。


2004/12/05 (日)

朝帰宅。鴨川増水。魚や鴨やユリカモメはどこにいるのだろうか。ごはん食べて寝て夜また出てくる。


2004/12/06 (月)

WORDやExcelのような巨大で高機能GUIソフトをフリーで作るのはやっぱり無理 なんだろう、とか今ごろ思うのであった。 Emacsも巨大だが、ここまで成長するのに20年かかっているわけだし。そのわりには 賢いわけでも使いやすいわけでもない。あ、画像の方ではGimpががんばってるか。 でも本格的なGUIのDTPソフトや音楽制作ソフトのようなものは無理だろうなあ。 (gimpもインタフェース自体はそれほど複雑じゃないわけだし、処理は プラグインのような形というか個別に開発しやすいものだしな。)

衣笠。

京大生協へ。自宅のPowerBookのメモリ増設。 ばか高い1GBのDDRメモリをつっこむ。富豪的メモリ増設。

カラヤン/ベルリンフィル/フレーニ/ヴィッカーズの『オテロ』DVD。映画仕 立てはダメだってば。眠いので寝てしまった。どうもヴェルディとは縁がない ようだ。


2004/12/07 (火)

遅刻しそうになりつつ午後から。授業2個。あと1回。


2004/12/08 (水)

昼前まで寝てしまう。3回生ゼミ。

会議。早く終った。

emacs 21.3.5のCVSの先っちょにアップデートしたら、 PSGMLモードが使えなくなった。なんかメジャーモード設定まわりの 変更があったんだろうが、調べるのが面倒だから標準のHTMLモードでいいや。 ・・・ほう、標準のHTMLモードもけっこう多機能になってるな。


2004/12/09 (木)

なんとか起きる。1コマ目(年内終了)。

あまりにも昔の翻訳の話が再燃して驚く。著者が誰だったかさえ思いだせない。 そういやもう1件あったような。

卒論相談1件。

寒い。研究室の暖房の効きが甘いのではないか。

物欲について考える。研究室にもうちょっと大きめのスピーカーが欲しい。 自宅のラジカセのかわりに小型スピーカー安いアンプとCDプレーヤーが欲しい。 Elekitの真空管アンプキット作るとか・・・ いやいやだめだ。

某師匠の日記を見て自分が「爆眠」という言葉を使っているのか 心配になったが、1999年を最後に使っていないようだ。安心。

学生に誘われていたので、ライブハウスへ。ノイズ系。ああいう音って のは昔から好きな人いるんだよな。悪くはないが、それでも1バンド40分 退屈させずに持たせるのはなかなか実力が必要だ。フリージャズとかと 同じで変化に乏しいから。ああいうバンドはステージが機材だらけになっ てしまうのもどうなのか。


2004/12/10 (金)

朝から。

みぞおちの右側、つまり肝臓のあたりがシクシク痛んでいるような 気がする。胆石?入院とかって羽目になったときの準備をしておかねばならないのか。

長らく滞納していた巨額の奨学金やら、巨額の滞納料金つけられてしまった税金やら を払う。しょぼーん。奨学金はすぐに次の請求書が届くらしい。これまたしょぼーん。 とにかくきれいな体になりたい。奨学金は給料天引きにしてもらうよう手配しよう。

午後椅子の上で仮眠してしまう。寝てるあいだにゼミの学生が来て、起こさず帰ったようだ。 悪いことをした。いや、馬鹿な寝顔を見せたことではなく。

卒論相談2件。〆切まで1ヶ月。ふつうはピンチだよな。

ふと読みたくなったので、図書館からふたたび断腸亭日乗を借りだしてくる。 荷風が断腸亭日乗を書きはじめたのが39歳。ずいぶん人間の格に差があるなあ。

朝感じた痛みは夜はない。(1日中あったらたいへんだ)


2004/12/11 (土)

午後遅くまで寝ている。前日は無駄にピンボールして夜更ししてしまった。 久しぶりに十字屋三条店まわって、夕方から研究室。

blog系の日記システムで操作性が悪いのがけっこうあって、なんかなあ。 (「続きを読む」とか日付で選択させるやつとか・・・)

研究室、エアコンの音がうるさい、タバコくさい。禁煙すべし。

ショルティのワーグナーの指輪以外ボックス21枚組9900円という噂を聞 いて、早速注文しようと調査する。しかしHMVでもAmazonでも2万6千円ぐ らい。これでは手が出ない(タンホイザーは持ってるし)。なんかの手違いだったのだろうか?そうい うのは見つけたときに即注文しないとな。そういや十字屋でチッコリー ニのドビュッシーピアノ曲全集6枚組2800円ってのがバーゲンされていた のだが買うべきだったろうか。

バイロイト音楽祭の「オランダ人」をネットのストリーム放送 (128kbp)で聞けることに気づいた。いい時代になったなあ。 情報はここらへんから。 これはNHK FMでもやるようだが、テレビでやってくれないかな。字幕つけたりするのが たいへんなのだろうか。どうせ毎年やるものは決まっているわけだから そんなに大変じゃないんじゃなかろうか。


2004/12/12 (日)

朝帰り。朝から鴨川で釣りをしているオジサンたちはいいなあ。 ああいう趣味を獲得したいと思う。

雨蕭蕭。夜再び出て来て夜半前に帰る。


2004/12/13 (月)

なんとか起きて授業準備して衣笠。

夕方研究室。卒論相談。

ネルソン/バイロイト/エステス/バルズレス/クプファー演出の 「さまよえるオランダ人」DVD。全部ゼンタの妄想ですたって演出のやつ。 音楽は立派だし演出も成功していると思う。 それにしても「処女の犠牲」とか「永遠の貞操」とかそういう好みはどこから来るのか。 ちなみにワーグナーさんとキェルケゴール君は同年生まれで、 当時の若者たちは同じような妄想を抱いていたんじゃないかと思う。 なんだかなあ。つーかキェルケゴールはこれを実生活というか、 作品と日記でやろうとしたわけだな。若者は文学好きでいいねえ。

夜中にNHK「試してガッテン」で結石について勉強する。 これまで書いたなかったかもしれないが、私はこの番組と 小野文恵アナウンサーのファンである。


2004/12/14 (火)

昼前に起きる。う、事務的な問題が。

授業2個。正規の授業は年内終了。喉が痛い。卒論相談。

しばらく前に注文したエリントンSP復刻40枚組5300円が HMVで3500円で投げ売りされている。むきー。


2004/12/15 (水)

前日早くに寝たのに午後遅くまで寝てしまう。大学。教授会。恒例の宴会は 健康上の理由でパス。

エリントンやその一群の人びとも、新しい音楽語 法や管弦楽法を開発した現代音楽の偉人なのだ。少なくともラヴェルと同じく らい偉いと思うのだが。まあ「偉さ」で音楽を考える悪い癖はなくした方がい いかもしれんが。

なんでリヒャルト・シュトラウスのオペラが全部DVDになってないんだ。 わけわからん交響詩とか意味なくDVDになってるのに。交響曲やら交響詩は CDでもいいけど、オペラは映像と字幕で見ないと私にはわからんですよ。 ていうか、日本ではクラシックといえばシンフォニーってことになってる ような気がするけど、ほんとうはオペラと室内楽がクラシックではないの か。シンフォニーなんてのはベトベンが好んだだけで偉くなった異様な形 式なんではないのか。

ところで、ワーグナーやその後継者たちの音楽とかを聞いて我々が感じ るアレはほんとうに芸術的感動とかそういうものなのか。単に引き延ば されたドミナント和音の緊張のあとにトニック和音が来ると、我々が動 かされるという心理的・物理的な事実に過ぎないのではないか、18〜19 世紀ヨーロッパが発見した音楽力学や音楽工学の応用のようなものにす ぎないんじゃないか、とか(典型的にそれはベトベンの第5交響曲の3楽 章の終りで発見された?)。音楽を知っている人間なら誰もがそういう のに動かされないわけにはいかないのだが、それが「芸術」や「音楽」 なのかどうかとか。「作曲倫理学」とかあったら、単純な「ドミナント →トニックの解決で安易に観客を喜ばせない」とかってのが禁欲主義的 作曲倫理学の基本原理の一つに入ったりしないだろうか。

そういや昨日徒歩中にiPodで音楽を聞いてたらコルトレーンの「至上 の愛」part 2がかかってしまって不慮に「感動」さされてしまったが、 あれも同じような工学の産物なんじゃないかな。工学と芸術はどう違 うか。あんまり違わんよな。っていうか芸術は技術ではないと言い張 る必要もないのか。それにしてもあの音楽が発表されてからもう40年も経 つのか。


2004/12/16 (木)

夜明け前に目が覚めてしまう。寝ようと苦しんだりして、朝から大学。補講期間に 入っている。

エリントンは普通には聞ききれないので、iPodに全部収納して通勤徒歩中 に聞くことにした。どうせ音質はたかが知れてるし。

とか考えていたら、午前中いっぱい椅子の上で寝てしまう。無駄。

ところで、私はこれまでの人生で退屈したことがないような気がする。 退屈を知らないということは美徳なのだろうか。

またDVDを借り出す。今回は、椿姫、アイーダ、蝶々、魔笛フィガロ、後宮、 コシ。指輪とヴォツェックは年末に借りるつもり。

卒論相談。


2004/12/17 (金)

昼起きる。3回生をまじえ卒論直前発表会。〆切は来月15日。がんがれがん がれ。まあとりあえず自分で納得できるものを書いて欲しいと思う。ていうか 文学部出身の人間としてはやっぱり結局大学ってのは、ある程度のプレッシャー のもとで卒論書いてなんぼのものだ、と思うのだが、そういうものを書かないっ ていうことも可能なんだろうか。そういうひとにとって大学生活ってのはどん なものに見えるんだろうか。まあ私自身今年まだ2回目の卒論指導なんで なんとも言えないわけだが。

全集第1巻を借り出して聞いているのだが、 武満徹先生のオケ曲って数は多いけどスカも多いようだ。80年ごろがピーク でそれ以降はどうだろう。こういう自己模倣的なんはどうなんだろう。全集の 1、2巻を通して聞いてみて、ほんとうに偉大な作曲家だったのかどうか、正直 なところ、ちと疑念が。室内楽曲では、同じような響きを聞いても許せるような 気がするのはなぜか。シェーンベルクとかベルクとかヴェーベルンとか、バルトーク とかストヴィンスキーとか、進歩発展する人びとはたしかに偉かったん だなということがわかるっていうか。メシアンとかベリオとかブーレーズとか シュトックハウゼンとかクセナキスとか聞き比べてみる必要がある?作曲ての はどういう営為なのかとか。別に私が考えなくてもよいことなのははっきりし ているな。

ノートPCを一台つぶしてしまってそのままなのだが、 やっぱり一台はWindows機持ってないと不便だな。デスクトップでフロッピー 読めてハードディスクつなげるやつ。どうしよう。滅多に使わないのになあ。 ディスク抜きで4、5万で買えるかな。


2004/12/18 (土)

昼前に起きて、生命倫理研究会。 いろいろ難しいことを議論している。

合理的な病人は宴会に出席せず。私の数少ない徳の一つの社交性が失なわれつつあるような。


2004/12/19 (日)

早寝して朝から。あれ、みなさん、みなさん、たいへんですたいへんです。もう12月下旬ですよ。 来年が来てしまいます。のんびりしている場合ではありません。

医者からずっと気休めにビタミンEの錠剤を飲まされているのだが、 そろそろ切れかかっている。そろそろまた怒られに行くか。

生命倫理研究会2日目。皆から「なんだか肝臓悪いんだって?ウハハ。」 「ひひひ」「ほう」とやさしく声をかけてもらう。

やっぱり勉強しなくちゃ。

NHKテレビのヤンソンスの『悲愴』すばらしい。


2004/12/20 (月)

なんとか起きる。カフェインはすばらしいドラッグだ。

カフェインは実は効いてなかった。というか短時間しか効かなかった。やっ ぱり寝なおしてから衣笠。 ここは年内あと1回。夕方雨。なんとか本降りになる前に帰りつく。

ショルティ/コヴェントガーデン/ゲオルギュー/ロパードの『椿姫』見終わ る。やはりヴェルディと私はあんまり関係ないようだが、どうも名演だね。 ゲオルギューは特に美人とは言えないと思うが、「これは絶世の美人、絶世 の美人なのだ」と妄想で思い込もうと努力する必要がないのがすばらしい。


2004/12/21 (火)

熟睡。昼起きる。

節酒しているおかげか、最近朝歯を磨いても「うぇー」とならなくなった。 胃の調子も以前とは比べものにならない。いかに酒毒に冒されていたかと いうことだ。

グールドっていうとバッハとかそういう話になるわけだけど、ブラームス とかシベリウスとかリヒャルト・シュトラウスとかの方がずっとよい演奏 をしてるんじゃないかって気がするな。こういう歌曲ものが聞けるように なったのはオペラDVD観賞のおかげかもしれない。(昔は嫌いだった)

某君事務仕事のために来訪。ごくろうさん。

武満徹全集第3巻も借りだす。指輪とヴォツェックのDVDも。 仕事がちゃんとできたら正月はオペラ観賞大会の予定。

武満先生の映画音楽・・・うーん、資料価値はあるんだろうけど、 それだけで真面目に聞いて楽しむものではないようだ。

いろいろ勉強。ふむ、エレクトラや『アリアドネ』のツェルビネッタを 歌える歌手というのは世界でもほとんどいないのだな、とか、 オペラにおける性格類型についてとか・・・ なんか勉強する対象が違うような気がするが・・・ (音楽の友社編『オペラ・キャラクター解読辞典』ってのは 非常によく書けたおもしろい本だ。おすすめ。)

カラヤン/シュワルツコップの『バラの騎士』はすばらしい。オペラ音楽 の最高峰。映像は残ってないのだろうか・・・お、図書館にカラヤンのLD が。でもこれシュワルツコップじゃないかも。ところで私は登場人物のなかでオッ クス男爵が好きなのだが、どこがいいって彼が瞬間瞬間に生きているとこ ろにある。彼にとっては過去も未来もなく現在だけがある。公爵婦人が一 貫した時間の流れを意識していて、オクタビアンやゾフィーが未来しか見 てないのとうまい対照をなしているんだなあ。これは時間の哲学オペラな んだな。

私のような中年男がクラシック音楽を聞く理由のひとつは、 もう流行している音楽についていけないからだろう。そして 人生の残りがあんまりにないことを意識してしまって、 なるべく無駄な時間を減らして品質のよいものを聞こう、とか考えちゃうからだよなあ。 貧乏くさい。いや、そんな貧乏くさい人は私ぐらいなのか。

まだまだ仕事も人生も勉強が足りないけど、 なんか、自分に与えられた資源 で標準的に観賞すべきもの、楽しむべきものは 楽しんだというか、そういう感じがする。 今なんかの事情に海に沈むことになっても「とりあえず見るべきものは見つ」とか 大見得を切ることができるんじゃないだろうか(いや、やっぱり無理か。じたばたしそうだ)。 これから 先はちょっと勉強するのにもけっこうなコストがかなりかかることになるんだろう。 人生後半。1999年7月からはある意味余生。 しかしまだ晩年でないことを祈る。


2004/12/22 (水)

そういやシュワルツコップの『バラの騎士』は第1幕だけアンソロジーのなかで 見たことあるんだった。映画全体で入手できるか調査中。

昼前から。念のため保健室から胃薬をもらっておく。新しいお医者 が私の血液検査をはじめて見て見て驚いていた。「・・・これ、お酒ですか?」 ははは。はは。

カラスのトゥーランドット。ベルカントものがわからない私は、プッ チーニもよくわからないのだが、この作品だけは特別によく書けている と思う。オケやコーラスもよい。ピンポンパンを登場させたのがよかっ たのではないかと思う。

これで今年のCD購入はおしまい。面倒でまとめる気になれないが、 ずいぶん買ったなあ。

卒論相談。

日本分類学会連合公開 シンポジウムかあ。なんかいい。ページを見たとたんに 鼻から息がムフーと出る。なぜだろう・・・ この連合の「加盟学会」のペー ジを見てさらにムフー。たしかになにかを分類したい。御存命の哲学者の方々も 標本とって分類しといたらどうか。


2004/12/23 (木)

休日らしいがあんまり価値がない。「大掃除の日」と名付けてはどうだろう。昼から。 資料を探して研究室の紙ゴミを捨てまくるが、捨てても捨ててもきりがない。

いまさらだが、高校によっては世界史を履修していない学生ってのがいる ようだ。そういう学生は大学で世界史を必修にして高校内容でいいから教 えるべきなんじゃないかな。

なんか眠くて調子上がらず。今年もあちこち静電気バチバチでつらい。

今年はさまざまな予算を順調に消化し、 ほとんど残りがないようだ。

やはり調子あがらず。今日は帰るか。

寝る前に『アイーダ』第2幕を見て、少しああいうものの 楽しみ方がわかってきたような気がした。


2004/12/24 (金)

昼から。心を落ちつけよう。大学各事務部署は大掃除している模様。 私はもうちょったあとにしよう。(家も掃除しなきゃ)

ケンペのリヒャルト・シュトラウス箱を買うべきかどうか考えながら持っ ているCDを聞きなおしてみる(実はけっこう持っていた)。ドンキホーテ も英雄もツァラトゥストラもあまりにも無内容で馬鹿らしいから買う必要 はないってのが結論。あのひとがオペラに行った理由がわかるよなあって いうか、よい判断だ。詩や筋によって無内容な音楽に内容を与えることが 必要だったのね。(別に「純音楽」が偉いってわけではないのだが・・・)


2004/12/25 (土)

早朝に起きるがコタツで寝てしまう。衣笠。月曜の振替授業。構内は閑散と していて、どうも休講してもよかったんじゃないか。しかし真面目な学生はい るもので、けっこう来てるな。これで年内の授業は終了。色々心残りあり。も うちょっとうまくできたんじゃないかな。

なんか夜中にシュワルツコップ/カラヤンのリヒャルトシュトラウスの『最後の四つの歌』聞いてたら 強い快に襲われる。んでシュトラウスのオペラ安いやつ発注。


2004/12/26 (日)

昼前から年末研究会。

外国語の記憶力が落ちているというか、 新しい単語が覚えられなくなっている。年は争えない。もうだめ。

気にいったコピペ。よく書けている。

あるラーメンの人気店。
そこは固定客がひきも切らないくらいの人気店として営業を続けていた。
しかしそこのラーメンは身体に良いとは言えなかった。
化学調味料たっぷりのスープに豚の脂が一センチも膜をはって浮いている。
さらに冬場でもさほど湯気が立たない。
湯気は脂の膜が包んでしまうので立ちにくくなっている為だ。
そこへ常連の客はにんにくや胡椒を鼻がまがるほどぶちこみ、汗をだらだら垂らして飲み込んでいくのだ。
主人のおじさんは顔色の悪くなった常連客と並んで記念写真を撮る事がある。
画鋲止めにされたポラロイド写真は既に五十枚以上はあった。
「どうだすげえだろ、みんな死んじまってるんだぜ」
おじさんは写真を指さした。
「こっちのは肝臓ぶっこわしておだぶつだ。こっちも来年には死ぬだろうな」
そして比較的新しい写真に丸を描いた。
「ウチみてえな高カロリー、高蛋白、食塩過多、化学調味料過多のラーメンを週に四回も五回も食ってみろ。
 尻からラードが出るぜ。脂肪肝だって診断されて、身体に蕁麻疹が出ても
 懲りずに食い来続ける奴は写真に残す事にしている。
 これだって全部じゃないだろう。俺の知らねえとこで死んじまってる奴もいっぱいいるはずだ」
おじさんはさらに続けた。
「それでもな。東京ってとこはそういう味じゃないと商売にならねえんだ。
 手間隙かけていいもん作っても味にヒステリーがないと売れない。何度か身体に良くて美味いものを目指したが
 それじゃ駄目だ。結局、毒じゃなきゃ美味いって言わないんだ。憶えてもらえないんだな。
 変なとこだよここは。銭払ってまで毒食いたがる奴がウジャウジャいるんだ」
おじさんは指に挟んでいた煙草を床に捨て最後に呟いた。
「外食してもラーメンだけはよせよ」

シャレにならんな。特にここしばらく流行のタイプのラーメンは ハンバーガー以上に健康に悪いよなあ。ここはパターナリスティックに ファストフード規制法が必要?

アルコールやタバコやカフェインと同じようにラーメンも中毒になってるんだな (去年はハンバーガーにも依存してたような気がする)。 なんで私はなんにでも依存するんだろう?

仕事っていうのは人生にとってどういう意味があるか まじめに考えてみたい。


2004/12/27 (月)

人間は考える葦だからして水蒸気の一滴でも彼らを押しつぶすのに 十分らしい。

研究会2日目。朝から。夜宴会。

飲みなれないワインなんか飲んでなんか悪い酔い方をして、道を歩いていたら植木鉢とか 蹴りたくなる感じがした。あんまり破壊衝動のようなものには縁がないために 意外。 早々に寝る。


2004/12/28 (火)

床屋。どういうわけかほぼ丸刈り状態に。床屋の方になんらかの計算 違いがあった模様なのは明らかだが、特に追究・糾弾などはせず。頭が寒くてしょうがな い(のでタオルを頭に巻く)。

レヴァイン/メト/ミロ/ドミンゴ/ツァージックの『アイーダ』を見終える。 豪華でよくできてる。アイーダよりアムネリスの方が人間的に興味もてるよな (っていうか実は主人公?)。


2004/12/29 (水)

昼前に起きる。小雨。寒いので下ズボンを履く。

午後研究室。誰もいない。 「喫煙者を救え」。 うーん、どうなんだろうか。タバコの快楽とタバコへの欲求についてはもう ちょっと複雑な関係があるんじゃないだろうか。 離脱症状で目がショボショボする。

まあ色々気になることは多いがとりあえず静かな年の暮れ。研究室で音楽聞 きながら本読んでチョコ食べてコーヒー飲んだり。瞬間的にはいかなる王侯貴 族の生活をも越えた生活の質だと思う。

はじめてメルセデスクーペ(240CL?)に乗せてもらう。

自宅を片づけようとして絶望する。余計な本が多すぎる。

夜もそれほど厳しい離脱症状はなし。これまでの経験によれば、 明日の朝から昼が1回目の勝負どころであろう。


2004/12/30 (木)

昼前に起きてうだうだ。

神戸に呼びだされフグを食う。 神戸は遠い。禁煙のつもりには特に影響がなかった模様。 ということは、身体的依存の問題は終ったということか、 あるいはまわりの煙からニコチンを摂取してしまったのか。

ところで、自宅から大阪・神戸方面に向うのに、三条→JR京都駅ではなく、 三条→山科→JRという道があるのではないかと実験してみる。 結果は、京都駅からに比べて新快速を1〜2本程度遅い。意味なし。

帰宅してからレヴァインの『ラインの黄金』を見終える。なんか『マイス タージンガー』や『トリスタン』、あるいは『オランダ人』と比べても、ス ジも音もさらに馬鹿馬鹿らしいのだが、こういうものなのだろうか。1870年代のスターウォー ズ?(演出が時代を感じさせる。ほんとうは逆なわけだが。) 「教養」のためにはのこり三つも 見なきゃならんのかな・・・。しんどい。

とりあえず身体依存の方は片づいたのだろう。 禁煙のこっちの側面 に苦労するのはよくわからん。 風邪や二日酔いを利用すれば非常に簡単。 あとは心理的問題。こっ ちの方がずっとやっかい。一定の動作の終了のたびに襲ってくる。まあ私の場合、タ バコ自体は好きなんだよな。うまい。快楽。問題は依存性というか常習 性というか。明日起きても無事禁煙できていたら色々考えてみたい。

どうでもいいが、blogとかいうものを読んでいても 「お前は自分がなにを書いているのか本当にわかっているのか」と 言いたくなる場合がある。どういうメディアであれ、直であれ まあそういうのは変わらんということで。


2004/12/31 (金)

雪。寒い寒い。午後研究室へ。

2004年に買ったCD。一部記録していない時期があるようだ。 2004年はとりあえずクラシックを聞いて、オペラや声楽を楽しむことを知り、 シェーンベルクやらストラヴィンスキーやらは偉いことを確認したらしい。

色々な問題をかかえながらも、全体としてはおだやかで幸福な1年だったといえるだろうな。 その他反省。

  1. 夏の歯痛。きつかった。
  2. 身体的にも精神的にも頂点を過ぎて、それが実感された一年。
  3. 食事記録を見ていると、春先から秋口までラーメン中毒だったようだ。こりゃ肝臓壊しても不思議はない。
  4. 年末の禁煙が続けば人生変わるかもしれない。
  5. 職業・仕事に関しては、力をためた一年と言いたいがわからん。自己発見はあった。

EGUCHI Satoshi